山形県尾花沢市にある銀山温泉。
映画「千と千尋の神隠し」に登場するレトロな雰囲気を味わえることで有名です。
今日は銀山温泉で泊まれる旅館をランキングにてご紹介します。

石畳の小道、夕暮れのガス灯、ロマンを感じる木造旅館。
500年の歴史をもつ銀山温泉。のんびり観光したいなら宿泊がおすすめです。
- 温泉街をゆっくり散歩
- あったかい温泉に入浴
- 宿のこだわり夕食と朝食
女子、カップル、ファミリーにとって忘れられない心に残る旅行になるでしょう。
銀山温泉では高級旅館が人気なので、必ずしも安いとは言い切れません。
ですが、いつもより少し背伸びをして感動の銀山温泉を楽しんでみてはいかがでしょうか。

銀山温泉の旅館はいつも予約でいっぱい。
ハイシーズンである12月〜2月はピークで予約が取れないことが多ので、キャンセル待ちで空きを狙いましょう。
余裕があれば 8月や 9月から前もって予約することをおすすめします。
銀山温泉に宿泊しよう!おすすめ旅館ランキング
1位 藤屋

100年の歴史を持つ温泉旅館。2007年建築家「隈研吾」にてリノベーション。銀山川に面しており、温泉街の街並みが部屋から拝見できる。
藤屋
住所|山形県尾花沢市銀山新畑443(マップ)
アクセス|大石田駅より車24分
【旅館の特徴】

- 山形、東北。山と海の幸で趣向をこらした和懐石
- 五つの貸切温泉(源泉掛け流し)
- ステンドガラス・竹・和紙が織りなすユニークな空間
藤屋
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2位 本館古勢起屋

登録有形文化財に指定されている貴重な建造物。2022年7月、名工の手により改修・再現され温泉宿として復活
本館古勢起屋
住所|山形県尾花沢市銀山新畑412(マップ)
アクセス|大石田駅より車24分
【旅館の特徴】

- 滞在中の飲食すべてが宿泊料金に含まれたオールインクルーシブを採用
- 夕食は温泉街の「野川亭」にて、地元産 旬の素材を使ったコース料理。「湯けむり食堂 しろがね」では温泉せいろ蒸しなど何度でも飲食できる。テイクアウトもOK
- 高級感のある硯石を使用した「黒」、優しさを感じさせるタイル貼りの「白」。2種類のユニークな風呂が楽しめる。
本館古勢起屋
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3位 銀山荘
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部屋の露天風呂から見る雪景色にうっとり。銀山温泉で一番大きな露天風呂も備えている。
銀山荘
住所|山形県尾花沢市銀山新畑85(マップ)
アクセス|大石田駅より車23分
【旅館の特徴】

- プライベート半露天寝湯が付いた客室。大きな窓から眺められる銀山川の雄大な自然
- 夕食:口の中でとろける山形黒毛和牛。上品な脂の乗ったマグロ。地元山形県産つや姫ごはん
- 朝食:地元で取れた旬の食材をふんだんに使ったビュッフェバイキング
銀山荘
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4位 やなだ屋
>> じゃらん

温泉街の中心にある1日 4組限定の宿。一品一品じっくり提供される出来たての和懐石が食べられる。
やなだ屋
住所|山形県尾花沢市銀山新畑416(マップ)
アクセス|大石田駅より車24分
【旅館の特徴】

- 銀山の街並みを一望できる和室はゆったり 10畳
- 夕食:尾花沢牛A5ランクのステーキ&しゃぶしゃぶをメインに、若旦那が打つ自慢の手打ち蕎麦など 10品
- 天然温泉かけ流しの温泉は 24時間入浴可能
やなだ屋
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5位 古山閣
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建物正面に彫られている鏝絵がシンボルの宿。宿内ではノスタルジックな雰囲気と時間が体験できる。
古山閣
住所|山形県尾花沢市銀山新畑423(マップ)
アクセス|大石田駅より車24分
【旅館の特徴】

- A5ランク尾花沢牛の温泉蒸し、蕎麦まんじゅうなど地元産、旬の素材を使った料理
- 山形食材のイタリア料理、山形産ワインが楽しめるオーベルジュプランあり
- 100%源泉かけ流しの温泉風呂。本館1階に内風呂、3階に貸切露天風呂がある。
古山閣
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ここからは銀山温泉のご紹介です。
銀山温泉はどこにある?
銀山温泉は山形県にあります。
銀山温泉がある尾花沢市の中心部から車で約30分。
山道を上り緩やかな坂を下れば見えてくる小さな谷間、標高約1,400mの山中に位置しています。
冬は深い雪に覆われる秘境となります。

雪道に慣れてない人は運転に注意しないといけません。
最寄り駅はJR山形新幹線の 大石田駅 (おおいしだえき)です。
大石田駅からは路線バスに乗り約40分で行くことができます。
銀山温泉はどうやってできたの?
銀山(ぎんざん)とは銀鉱石がとれる鉱山のことです。

江戸時代初期、日本の銀生産量は世界の1/3を占めるほどでした。
そんな「銀の国」を支えたのは日本三大銀山である 延沢銀山(山形県)、生野銀山(兵庫県)、石見銀山(島根県)です。

そのなかでも延沢銀山の産出量は徐々に減っていき、1689年に大崩落が起きて廃山となってしまいます。
廃山後 2万5千人いた銀山周辺の人口は激減。代わって湯治が盛んになり、人々は入浴所を仕事とするようになりました。
※ 湯治(とうじ)とは温泉地に長く滞在して病気を治したり、体調を整えたりすることです。

銀山温泉の始まりは慶長年間(1596~1614年)。鉱夫によって銀山川に温泉が湧いているのを発見したのが始まりと言われています。
江戸時代の銀山温泉はなかなかの人気だったようです。
銀山温泉は宿が建ち並ぶ温泉街となりましたが、1913(大正2)年の大洪水で宿のほとんどが流されてしまいます。
それにより温泉の人気は下降しました。
しかし昭和になるとボーリング工事により湯量が増え、川沿いには新しい旅館が増えることに。

当時の建築物は今も保存されており、そのノスタルジックな風景から銀山温泉は東北屈指の人気温泉地となっています。
銀山温泉の泉質や効能は?

泉質はナトリウム – 塩化物・硫酸塩温泉。
温泉の色は無色透明。少し塩味があり硫化水素臭がします。
効能は、
体の痛み系
筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわ張り、打ち身、くじき
新陳代謝系
冷え性、虚弱、健康増進、疲労回復、病後回復、慢性婦人病
外傷系
切り傷、火傷
神経・内臓・皮膚系
神経痛、慢性消化器病、動脈硬化症、痔疾、慢性皮膚病
肌に良いとされる美肌効果もあります。
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